2021年10月3日

Bear Put Spread

  • 原資産価格の下落を見込む
  • 権利行使価格の異なるプットのロングとショートの組み合わせ
  • 利益を限定的にすることで損益分岐点を上げる
  • ポジション

    Leg 対象 アクション
    1 Put(低い権利行使価格、同一満期) Short
    2 Put(高い権利行使価格、同一満期) Long
    3
    4

    損益図

    まず、プットの売りだけだと以下のような損益図になる。

  • 権利行使価格95ドルのプット(2ドル)をショート
  • 緑が利益で、赤が損失を示す。 原資産価格が93ドルを割ると損失となり、損失額は原資産価格の下落に伴って増えていく。 最大利益は受け取りプレミアムの2ドルとなる。原資産価格の上昇を見込むポジションと言える。

  • 権利行使価格95ドルのプット(2ドル)をショート
  • 権利行使価格98ドルのプット(2ドル)をロング
  • これ(= Short Put)に、より権利行使の高いプットのロングを組み合わせる(= Bear Put Spred)と、上記のような損益図になる。 一転して原資産価格の下落を見込むポジションに変化する。

    より権利行使価格が高い(プレミアムが高い)プットを買うのでポジションはデビット。 最大利益は権利行使価格の差からデビット分のプレミアムを引いた額で、上記の例では2ドルが最大利益となる。

    最大損失はデビット分のプレミアムで、上記の例だと1ドルとなる。

    特徴

    • 損失は限定的
    • 利益は限定的
    • Short Putよりも損益分岐点が高い
    • 原資産価格の下落を見込む

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