【最終更新日】2021年2月15日
fill()
2つのプロットまたはラインの間のエリアを塗りつぶすための関数。
ボリンジャーバンドで上下2σの範囲を塗りつぶす時などでも使われている。
サンプル
//@version=4
h1 = hline(20)
h2 = hline(10)
fill(h1, h2)
p1 = plot(open)
p2 = plot(close)
fill(p1, p2, color=color.green)
構文
- fill(hline1, hline2, color, transp, title, editable)
- fill(plot1, plot2, color, transp, title, editable, show_last)
戻り値
無し(void)
引数
hline1 or plot1
1番目の描写オブジェクト。
hline2 or plot2
2番目の描写オブジェクト。
2つの描写オブジェクトの内側が塗りつぶされる。つまり、2つ描写オブジェクトを指定しなければならない。
color (color)
塗りつぶす色。定数だけでなく、条件式での指定も可能。
color = close >= open ? color.green : color.red
上記の例では、終値が始値以上であれば緑、それ以外は赤となる。
color.red
といった色の指定方法は、//@version=4
を冒頭に入れておかないとエラーとなる。
transp (input integer)
塗りつぶしの透明度。可能な値は、0 (不透明) から100 (非表示)までの数値。
title (const string)
プロットのタイトル。
editable (const bool)
塗りつぶしのスタイルをチャート上で変更できるようにするかどうか。デフォルトはtrue。
show_last (input integer)
直近のバーから何個前のバーまでプロットするかを指定できる。