流れの変化を捉える。
2021年12月11日
流れが変わる
- 上昇から下降
- 上昇に対する調整から上昇
- 下降から上昇
- 下降に対する調整から下降
この他に「動から静」と「静から動」の変化もあるが、これらは反転にはあたらない。
反転の足跡
流れが変わる時は必ずV字を描く。 したがって、V字を反映した「転換足」がどこかの時間軸に出現することになる。 ローソク足は時間を切り取るもので、その切り取り方によって反転足の形状が変わる。
反転足の出現した時間軸の下位の時間軸には「反転のZIGZAG」が出現する。
上昇に対する調整から上昇
調整が「価格の調整」である場合、ある時間軸ではSRが切り下がる動きが確認できるはずである。 反転が起これば、このリズムに変化が現れる。
まず、サポートとなりえる価格帯を把握する。上昇に対する1/3や半値、何かしらのレンジの真ん中、MATLなどがこれに当たる。
事前に把握したサポートに絡まない上昇の動きは無視する。 待ち構え、的を絞り、狙いを明確にした上でエントリーしないと感情に基づく「飛びつき売買」に陥りやすい。 ロスカット位置も論理的には決められず、トータルで見ればマイナスの売買となる。
サポートに絡む動きを確認して「セットアップ」となる。ここから反転上昇することを見込んでいるわけだが、「一括エントリー」の場合、この段階ではまだ動かない。
エントリーするのは、見込みを肯定する以下の動き(トリガー)を確認できたときである。
- SRの出現
- カウンター
- TM
- MATLの反転
S出現
上位時間軸では「上昇に対する調整」、下位の時間軸では「下降」を示している状況。 上位時間軸の上昇を基準として、調整が値幅と時間において見合ったものであるかを確認する。
カウンター
反転上昇を否定するS割れが発生する。 後に反転上昇となるなら、この段階では力不足だったことになる。 ここから再びSを超えると、返済買いが発生して上昇圧力が強まり、力不足が解消される。
分割エントリーなら、積み増しして平均建玉単価を下げるタイミングとなる。
TM
下降(調整)か上昇に転じる時はTMになりやすい。 下降のリズムが継続するなら、R出現からはMAを割る動きになるはずである。 これに失敗すればTM(上)セットアップ、そこから続伸してRを超える動きはTMの初動となり、共に買いのトリガーとなる。
上方拡散
下げの勢いが弱まれば、下側に拡散した下位時間軸のMATLが収束に向かう。 帯のねじれが発生して上方拡散に向かうなら、下降に対する調整ではなく、上昇が既に開始している可能性が高まる。 下位時間軸のMAがサポートとして機能することが買いのトリガーとなる。