【最終更新日】2021年2月16日

plotchar()

チャート上に文字とテキストを描写するための関数。

plotshapeが描写するラベルにも文字を入れることができるので、目立たせたい場合はそちらも検討しよう。

サンプル

study('plotchar example', overlay=true)
data = close > open
plotchar(data, char='U')

「plotchar()」は、study(overlay=true)と一緒に使う。

構文

plotchar(series, title, char, location, color, transp, offset, text, textcolor, editable, size, show_last, display)

戻り値

無し(void)

引数

series (series)

文字を描写するシリーズデータの指定。
シリーズは、location=location.absoluteを指定した場合を除いて、truefalseのブーリアン型として扱われる。

ブーリアン型のシリーズを渡すのが一般的で、trueの場合のみ文字やテキストを描写するといった使い方をする。

title (const string)

プロットのタイトル。

char (input string)

描写するのが1文字だけの場合は、charを使って指定する。文字列を指定しても反映されるのは最初の1文字だけ。

文字列を表示したい場合はtextを使って指定する。

location (input string)

描写する文字もしくは図形の位置指定。デフォルトはlocation.abovebar

  • location.abovebar
  • location.belowbar
  • location.top(チャートの上限近く)
  • location.bottom(チャートの下限近く)
  • location.absolute

location.absoluteは、インジケーターの値の位置に図形を描写する指定。

color (color)

色の指定をする。chartextの設定次第で挙動が異なる。

  • charのみの指定であれば1文字の色
  • textのみなら一緒に表示される図形の色
  • charとtextの両方を指定すれば、図形の代わりに表示されるcharの色

指定方法は、color=color.redといった定数での指定だけでなく、条件式での指定も可能。

color = close >= open ? color.green : color.red

上記の例では、終値が始値以上であれば緑、それ以外は赤となる。

transp (input integer)

プロットする図形の透明度。指定可能な値は、0 (不透明) から100 (非表示)までの数値。

offset (integer)

描写する図形を指定したバーの数の分だけ左右にシフトできる。デフォルトは0

text (const string)

描写するテキストの指定。複数行に渡るテキストの指定も可能で、その場合は改行コード\nを使う。

charを設定していればその文字が、指定していなければ図形が一緒に表示される。

textcolor (color)

テキストの色指定。

editable (const bool)

描写する文字をインジケーターの設定から変更できるようにする。
デフォルトはtrue

show_last (input integer)

描写するオブジェクト数に上限を設ける。これは直近のバーからの数なので、指定すると過去の分から描写されなくなる。

size (const string)

描写する文字のサイズ指定。デフォルトはsize.auto

  • size.auto
  • size.tiny
  • size.small
  • size.normal
  • size.large
  • size.huge

display (const integer)

プロットするかしないかの指定。デフォルトはdisplay.all

  • display.none
  • display.all

PAGE TOP