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最良のトレード

こんなトレードは素晴らしい


2022年6月21日

コントロールできるのは?

相場を上下を当てるゲームと捉えると、その結果は「当たる時もあれば、外れる時もある」に落ち着きます。 絶対に当たる方法なんて存在しないわけですから、こうなるのは当然です。 この事実を受け入れられないと、聖杯探しの旅に出ることになります。

聖杯探しは無駄、意味の無いことのように言われますが、私はそうは思いません。 この期間に様々な周辺知識を蓄積することができますし、いくら探しても見つからなかったという経験が、「絶対は無い」という確固たる精神的な基盤を形成するからです。

相場がどう動くか分からないという前提からスタートすると、相場への取り組み方が変わります。 相場はどうあがいても自分の思い通りには動いてくれません。 どうにかできるのは自分だけです。この当たり前の事実に気づくことで、取り組み方が変わるのです。

自分の行動

自分をコントロールするために、自らの行動を制限・規定するルールを設定します。 後は、このルールに自分が従えるかどうか。コントロールしようと努力すべきはココです。

従うべきルールは優位性があることが前提になります。 ルールを作るのも一苦労で、ルールを作るための研究にも多くの時間を要するでしょう。 ここでは踏み込みませんが、ルールには少なくとも以下の4つの項目が求められるはずです。

  • エントリー
  • イグジット
  • ロスカット
  • ポジション サイジング
  • 仕方なくが最良

    チャートを年がら年中眺めていれば、チャートを見ると上がりそうだとか下がりそうだとかの予測ができるようになります。 この予測の精度を高めようとすると泥沼です。

    相場が上がろうが下がろうか関係ありません。とにかく、自らが設定したルールに従うことにフォーカスします。 トレードを評価するポイントは、損益ではなく、ルールに従ったかどうかです。 ですから、損失を出したとしてもルールに従ったトレードであれば、それは良いトレードと判断されます。

    下がりそうだと思っても、エントリールールが買いを示すなら買います。 下がると考えながら買うのですから、非常に苦しいはずです。でも、ルールがそうなっているのだから仕方がありません。

    これが出来るということは、ルールに従うことを何よりも重視し、そこに行動が伴っていることを意味します。 当然、リスクも受け入れられているはずです。

    上がると思って買うならともかく、下がると思っていながら買うのですから、簡単なことではありません。 思惑よりもルールを重視した結果のこういったトレードは最良のトレードと言って良いのではないでしょうか。

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