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オプション戦略の命名規則

オプション戦略の名前には意味がある。


2021年10月3日

オプション戦略名にはキーワードが含まれる

戦略の名前には法則性があり、決まった言葉が繰り返し使われています。 いくつかの言葉の意味を押さえておけば、多くの戦略において、その名前を見ただけでどのようなポジションなのかのイメージを持つことができます。

コールとプット

スプレッドを構成するレッグにコールやプットを使うという意味。

ロングとショート

2つの意味で使われる。 1つは、そのままロングかショートするという意味。

もう1つは、特に4つ以上のレッグを持つスプレッドで、ポジション全体でデビットになることをロング、クレジットになることをショートと表現する場合もある。

ブルとベア

方向性を持たせたスプレッドで使われる言葉。

強気相場(上昇)を見込むものをブル、弱気相場(下落)を見込むものをベアと表現する。

カレンダー

スプレッドを構成するオプションが期近と期先にまたがる場合に使われる。

バタフライ

損益図の形状がバタフライ(蝶々、英: butterfly)に似ていることからの命名。

アイアン

金属製の蝶番(ちょうつがい、英: hinge)のビス穴が4つであることからの連想。

コンドル

損益図の形状が、コンドル(英: condor)が羽を広げている姿に似ていることからの命名。

ラダー

損益図の形状が、梯子(はしご、英: ladder)に似ていることからの命名。

カバードとシンセティック

どちらもオプションと原資産との合成ポジション。シンセティック(英: synthetic)は合成の意味。

カラー

損益図の形状が、襟(えり、英: collar)に似ていることからの命名。

レシオ

ヘッジし合うレッグが1対1でない場合に使われれる。その時、ポジションがデビットになることをレシオ(比率、英: ratio)と呼ぶ。

レシオ・バック

ヘッジし合うレッグが1対1でない場合に使われれる。その時、ポジションがクレジットになることをレシオ・バックと呼ぶ。

ストラドル

損益図の形状が、馬の鞍に似ているため、鞍に跨る(英: straddle)という意味での命名。

ストラングル

絞首刑(英: strangle)に使う縄の首輪が由来。一定のレンジを外れると縄が閉まることから。

ダイアゴナル

対角線(英: diagonal)の意味で、期近と期先とで互いをロングとショートでヘッジし合う場合に使われる。

ジェリー・ロール

2種類のゼリーをスポンジで巻いたお菓子からの連想。期近から期先へと、コールとプットを同じ権利行使でロールしていくポジションを言う。

アルバトロス

ゴルフ用語からの転用。Parより3打少ないことをアルバトロスと言い、4打少ないコンドルと言う。 ポジションはコンドルと同じで、ロングとショートを立てるタイミングをずらす。一時的にコンドルよりレッグの数が少ない。

ガッツとコンボとボックス

いずれも、権利行使価格の異なるコールとプットを同じ比率で対峙させる戦略。マネーネス間でのミスプライスを狙う。

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