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【要点まとめ】ブログの書き方

これを頭に入れておけばOK! ブログ記事を書く上での重要ポイントまとめ。


2021年2月28日

ブログ記事の書き方

誰に書くのか

文章は大きく2つに分かれる。

  • 日記のような自分のために書くもの
  • 自分以外の人が読むもの

ブログは後者。「誰がその文章を読むのか」を考えることで、文章の方向性が決まる。

何を書くのか

ブログを訪れる人は「情報を知りたい」と思っている。その対象は、

  • あたなについての情報
  • 問題の解決法などの情報

普通は後者。だから、自分の書きたいことではなく、読者が期待することを書く。 読み手の抱える問題を解決できるコンテンツを用意するといった視点が大切になる。

読者の時間を無駄にしない

ブログの訪問者は、まず 時間を使ってまでこの文章を読む価値があるのか を考える。 時間を無駄にしたくないと思うのは誰でも一緒。

読み手の時間を無駄にすることは、ブログ全体の評価も下げる。したがって、冒頭のリード文で言及すべきは、

  • どのような問題を解決できるのか
  • 結論(一番伝えたいこと)

心理学で言うところの「初頭効果」を活かすことにもつながる。

説得力を高めたいときは、PREP法

Point = ポイント、結論

○○○の結論は〇〇〇

Reason = 理由

なぜならば、○○○だから

Exsample = 事例、具体例

実際に、○○○といった事例があった

Point = ポイント、結論

したがって、○○○の結論は〇〇〇

PREP法の例

結論

仏教では、「地域や家庭の中で、自分の役割を持つ」ことが健康長寿の秘訣であると教えています。 「使命感を持って、毎日を生きる」ことが、健康寿命を伸ばす方法です。

理由①

なぜ、役割を持つと健康寿命が伸びるのでしょうか。理由のひとつは、役割を持つことで生きがいや自己肯定感が高まるからです。

理由②

医学的にも、「地域で役割のある高齢者は長生きする(死亡率12%減)」ことが明らかになっています。

具体例

男性史上もっとも長生きした木村次郎右衛門さん(故人)も、90歳まで畑仕事を続けるなど、自分の役割を持っていました。

結論

「使命」とは、「命」を「使う」と書きます。自分の役割を見つけ、それに向かって命を使っていく。 それが仏教の教える「長寿の秘訣」です。

 

読み手を動かす文章を

人は理性ではなく感情で動くもの。だから、読み手の心を動かし、想像力を掻き立てる文章を書くことを意識すること。 美文は要らない。

読む ➡ 言葉に反応する ➡ 感情の揺れ動き、想像 ➡ 行動

英語教材のキャッチコピーなら、 「英語をマスターしよう!」と呼びかけるのではなく、「英語が話せたら何がしたいですか?」と問いかけるてみる。

読者は英語ができる自分を無意識に想像して、購買意欲を膨らませる。 販売に結びつけられるという点を重視するのではなく、「人に影響を与えられるブログ」に価値を見出すべし。

以下、メジャーなアプローチを紹介する。

行動を促したいときは、AIDMA法

AIDMAは、消費者の心理的プロセス・モデルをライティングに応用したもの。その目的は読者を購買行動に導くこと。

大きく3つのプロセスに別れる。

①認知段階 : 対象についてよく知らない読者に呼びかけて注意を引く(Attention)

②感情段階 : 読者が関心を抱き(Interrest)、使ってみたいと思い(Desire)、それは欲求が強いほど記憶に定着する(Memory)

③行動段階 : 対象への感情を含んだ記憶により、実際の購買行動につながる(Action)

Attention = 注意 ➡ リード文

対象に意識を向けさせる。効果やメリットを簡単に紹介。

Interest = 興味

対象への興味関心を掻き立てる。

Desire = 欲求

具体例やデータを示すことで、欲しいと思わせる。

Memory = 記憶

欲求を高めて記憶に留めさせる。

Action = 行動 ➡ アクション

具体的な行動に移れる仕組みを用意する。

マイナスの欲求に訴えかけたいときは、PASONA法

PASONAは、消費者の購買心理プロセスに最適化された文章構成のこと。 ネガティブなキーワードに向いている。

Problem = 問題 ➡ 問題喚起

○○○で困っていませんか?

Agitation = 煽り ➡ 問題を煽る

そのまま放置しておくと○○○のように大変なことになりますよ。
(視覚的なイメージが効果的)

Solution = 解決 ➡ 解決法

○○○という解決策があります。

Nallow Down = 限定 ➡ 限定性を持たせる

今だけ○○○のような特典があります。
(直ぐの行動を促す)

Action = 行動 ➡ アクション

具体的な行動に移れる仕組みを用意する。

行動経済学的なアプローチ

今や、ほとんど全ての業界が成熟し、類似の商品サービスが溢れ、基本的な欲求は満たされている。 そんな時代において、商品やサービスの魅力を理屈だけでストレートに訴求しても、消費者に「欲しい」という感情を抱いてもらうことは難しい。

消費者はいつも合理的な判断をするわけではないとするなら、「心のスキ」を突く手法が有効となる。

バンドワゴン効果

人気を多く集めていることを知ることで、それに興味を示してしまう傾向。

ハロー効果

目立つ特徴に引きずられ、それだけで評価を決めてしまう傾向。

希少性の法則

入手しにくいものこそ価値が高いと考えてしまう傾向。

ジンクピリチオン効果

凄そうな言葉の響きだけで、何となく良さそうと短絡的に判断してしまう傾向。

ザイアンス効果

繰り返しの接触により、警戒心が薄れて親近感を持ち始める傾向。

ウィンザー効果

商品サービスの提供者からよりも、第三者からのアプローチを強く信じてしまう傾向。

返報性の原理

最初に人から施しを受けた際、ポジティブな行動で帰さなければならないと思う傾向。

確証バイアス

自分の考えを正当化するために、それを裏付ける情報ばかり探してしまう傾向。

一貫性の法則

自分の決めたことについて、最後まで一貫性を持った態度を取ろうとして、それに反する行動を避けようとする傾向。

ヴェブレン効果

それを購入した自分をアピールしたい欲求が働き、高額な商品を購入したいと考える傾向。

損失回避性

得をするよりも、損をすることに過大に反応してしまう傾向。

現状維持バイアス

何かを変えることで得をする可能性があっても、その変化に伴うストレスを避けて、現状維持を選択してしまう傾向。

現在志向バイアス

直近の欲望を充足させることの価値を過大に評価し、将来の利益や損失を過小評価してしまう傾向。

アンカリング効果

事前に与えられた情報や数値が基準となって、後の判断に影響をもたらしてしまう傾向。

プライミング効果

先に与えられた情報や印象が、無意識に後の行動や判断に影響をもたらしてしまう傾向。

サンクコスト効果

既に支払い済みのコストに気を取られ、合理的な判断ができなくなって、さらに損失を拡大させてしまう傾向。

エンダウド・プログレス効果

ゴールに向かって若干の前進を感じると、モチベーションが高まって続けたくなる傾向

ポジネガフレーミング

同じ内容でも、ポジティブに表現する場合と、ネガティブに表現する場合で、印象が変わる傾向。

決定回避の法則

選択肢が多すぎると、選択に伴うストレスを感じて、決定を回避してしまう傾向。

極端回避性

両極端に位置するものに対しリスクを感じ、中庸にあるものを選択しようとする傾向。

おとり効果

明らかに選ばれる可能性が低い選択肢が加わることで、ある特定の選択肢を選んでしまう傾向。

参考:『トリガー』(P32-45)

文章はシンプルに、内容は必要なだけ

余計な言葉は削って簡潔な文章にする。これは、読み手の時間を無駄にしないことにもつながる。

  • 1文が60文字を越えるなら分割できないか考える
  • 1つの文に含める内容は1つに絞る(一文一義)

内容に関しては、読み手の問題を解決するに十分な情報を提供しなければならない。

見た目も重要

  • 余白を意識する(デザインの問題)
  • 漢字とひらがなのバランスを意識する
  • 文章のリズムを意識する
    • 改行のタイミング
    • 段落の区切り方
    • 句読点の打ち方

比喩、具体例、引用

複雑な理論や抽象的な概念をわかりやすく説明し、印象的に伝えるための方法は、比喩、具体例、そして引用である。 (「超」文章法 : P116)

比喩

「比喩」は、明白なことを持ち出して、「それと同じ論理構造になっている」とする説明法。 内容をいちいち説明せずに「一撃」で仕とめてしまう。

比喩の例

経済政策にはには構造改革と景気対策がある。この2つはどうちがうのか?

経済変動には、経済構造パラメーターの長期的・傾向的な変化に起因するものと、変数の短期的・循環的な変化に起因するものがある。 前者に対応するのが構造改革であり、後者に対応するのが景気対策だ。

これに、「構造改革とは手術のようなものだ。これに対して景気対策は、熱さましでしかない」という比喩を加えると、次のようになる。

金融緩和は行動改革に資するという意見がある。これは、手術の際に麻酔薬が必要というのと同じだ。 たしかに、痛みを緩和しないと、メスは入れにくい。しかし、痛み止めは快感をもたらす。 それに中毒になって手術が忌避されてしまうことも多いので注意が必要だ。

具体例

事例や経験談などを、自らの主張に添える。抽象論で伝えたいことの骨格を示し、それを具体的なエピソードで補完するという流れ。

具体例が多すぎると、話のテンポが悪くなることにもつながるので注意。

引用

主張の信頼性を高めるために、権威のある人の発言やデータを利用する。引用元を明示して読者が追跡できるようにする。これはマナーでもある。

抽象的な話と具体的な話

抽象論ばかりが続くと、読者の理解が追いつかない場合がある。

抽象論 ➡ 具体例 ➡ 抽象論 ➡ 具体例 …

と交互になる構成で自らの主張を読者に伝える。

タイトル

検索結果にはいくつもの記事が並ぶ。その中で、これまで自分がクリックしてきたものは、どのようなタイトルだったのか。 そこに理想とするタイトルの答えがある。

  • 文字数は全角25~30文字を目安に
  • キーワードを盛り込む

思わずクリックしたくなるタイトル

  • リストタイトル(○○○な人は必ずやっている7つのこと)
  • 同調(かわいすぎる!○○○)
  • 質問(○○○という質問に、どう答えますか?)
  • 対象の限定(○○○な人は必見!○○○)
  • 期待感を煽る(死ぬまでに1度は行ってみたい!○○○)

見出し

見出しを読みつないだだけで、記事の全体像がスッと理解できるようにすること。

  • 明確かつ簡潔に
  • 見出しと本文の内容を一致させる
  • キーワードや数字を入れる

その他のチェック項目

  • 難しい言葉を簡単な言葉に置き換えられないか?
  • 指示代名詞の使用頻度が高すぎないか?
  • あってもなくても文意の変わらない接続詞を多用していないか?
  • 意味が2通り以上に取れる文がないか?
  • 主語と術後の距離を近づけられないか?
  • 修飾語の位置、順番は適切か?
  • 形容詞や副詞を数字に書き換えられないか?
  • カタカナ英語を日本語に直せないか?
  • 客観的で信頼性の高いデータを示せないか?

ブログ全体の記事構成

記事には3種類の役割がある。

上から下への導線になっている。

  • 集客
  • 教育
  • 行動

集客用の記事であればSEOを強く意識しなければならない。教育用の記事であれば行動用の記事に関連付ける(リンクを張る)といった具合。

テーマを絞って記事をつなげる

テーマを絞り込むことで、別の記事とつなげることができる。サイト内の導線をつくり、サイト滞在時間を伸ばす。

  • 共通のテーマや読者が興味を持ちそうな記事への内部リンクを貼る
  • 同じテーマの記事が増えてきたら、それらのまとめ記事をつくる

参考書籍

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